なぜバリトン吹きになったのか
大学の先輩(Tp)がいつもと違う、面白そうなライブをやるというので見に行ってきた。いや別にいつもがつまらないわけじゃないんだけど、え?そんなとこ守備範囲だった?みたいな意味で「面白い」なの。
フロント二管でもう1人は若手のサックスだったのだけど、これが伸びのある明るい良い音(フュージョン寄りともいう)で、よく歌う人で、すてきだった。
「あー、こんなふうに吹けたらいいなー」っていう演者に久々に会ったな。
プロフィール — Brian Yasuhiro Seymour
ジャズの人はわざとくすんだ音にする人が多いけど、どんなときでも楽器の音は明るいほうがよくて、渋みは歌で出せばいいと思う。まあ、好みだけど。
で、見てるうちに思い出したのだけど吹奏楽部に入ったときってテナーサックスがやりたかったんだった。超絶今更だけど。
で、3年生が引退したときは1つ上の先輩にバリトンを譲り渡されたのが始まりだった。同期に中学ではアルトをやってたんだけどテナーがやりたいって言って入部していた子がいたのだけど、この子はあんまりガッツある感じじゃなかったし、テナーじゃなかったら辞める宣言してたし(多分)で、「勉強になるから」とかなんとか言われたんだったような。
で、その先輩が引退したとき部活の顧問に「おまえはどうするのか」と聞かれて、下の学年2人はどちらも「やれって言われればやるけど・・」みたいな感じだったので、そういうのは自分だけでいいなと思ったし、自分が1st吹ける自信もなくて、そのままバリトン続けたのだった。
で、大学入ってちょい寄り道したあとビッグバンド行って、今度こそテナーサックスと思ってちょっと練習したのだけど、1年間のブランクを取り戻すのとバリトンとは違う感覚にやや手こずっているあいだに1つ上のバリトンが辞めてしまった。その上は4年生しかいなかったので「できるんでしょ、やろうよー」「すぐレギュラーだよ」とかいう甘言に流され、またバリトンやることになったのだった。
で、アルトを先輩から買ったから練習したかったので同期をそそのかして、わたしはジュニアバンドをやるときはアルトを吹くことにして別の子にバリトンをやってもらうとしたら「ポジション交換とは何事だ」みたいなクレームをうけて、止めたんだった。
で、このときクレームつけたヤツは後日バンドマスターになったんだけど代替わりと同時に辞めていったわ、そういえば。さらには最終年のコンテストに出る出ないでも文句つけられて後輩巻き込みつつ半泣きでやる羽目になったんだっけ。
バリトン嫌いじゃないんだけどね。ソプラノからバリトンまで並べたら一番甘い音がでるし、好きは好きなんだけど。
でもやりたかったのやってないと思ったら無性にほしくなった。ソプラノ買っちゃう!?(なぜテナーじゃないかといえば、重いから 爆)
まあ、でも、練習場所問題があるのでね・・
サックスに関してはE♭の楽器は優しい音が、B♭の楽器は色っぽい音が出る気がするな。女性的か男性的か、でもいいかも。
クラリネットはあんまり変わらないかな・・E♭は明るいかも。A管はどうだったっけ、B♭より暗いかな?(管が長いから、まあそうだろね)
というわけでライブを見に行ったのに自分のことばかり考えている、相変わらずなわたしなのだった。