ピアノ歴
わたしのピアノ歴、実は15年くらいあってサックスより断然長い。なんのかんの15年くらいで4人の先生に習ったのだけど、何ができるのかっていうとあんまり何もできない。できると思っていない。何をしてたのか振り返ってみるか。。
まず、やりたいって言って習わせてもらったのか、なぜ習うことになったのか、覚えていない。両親が超がんばってしまいやたらにキーの重いアップライトピアノを買い込んだのだ。ピアノが家に来た日のことも覚えていない。
最初の先生。
クリスチャンのおじいちゃんで、多分音大に行くような人が習うような先生。レッスン始める前に「天にまします我らの神よ・・」のお祈りから始めていた。上手に出来た日だったのか何だったのか、たまにお花の絵に聖書の文言か何か書いたカードをくれた。母から週2で通わせていたと聞いた記憶がある。
この先生はとにかく!超!厳しかった。ちょっと手の形が崩れたら一々手を叩かれて怒られてレッスン中に怖くて泣くようなの、楽しいわけがない。(今はちょっと懐かしいけど。)指遣いというか押鍵に変な癖がないことは確かなのだけど。
一方で先生が怖いから行きたくないと駄々こねる意気地も無い子供だったので泣く泣く連れて行かれてたのだ、多分…今度母に確認しよう。
しーかーしー。最近では手の形云々ってあまり言わないらしく、それを意味無しにされると本当何も残ってないよ!あ、でも、ソルフェージュもやらされてたから絶対音感は一応ある(あまり精度よくない、というか自信がない)からゼロじゃないや。とはいえ、絶対音なんて無くたって全く問題ないというかむしろ無いほうが良かったりするし。
高いお買い物だなあ。
2人目の先生。
マンションの同じ建物でやっている女性で、レッスンでお家に行くと1つ上の子がいてにこにこ話しかけてくれたり、他にも生徒がたくさんいたので前後の時間で会う子と遊ぶために行っていたような。全然厳しいこと言わない先生だったしイヤではなかったけどピアノが楽しいのかというとそうでもなかったような。
先生に何て言われていたのかは全然覚えていない。発表会が一回か二回かあったような気もするのだけど、それもあんまり覚えていない。
3人目の先生。
引っ越したので、近所の同級生のところに教えに来ていた先生に習うことに。この先生もなかなか厳しい女の先生 。一緒に習っていた2つ上の人が上手だったので、その人にはさらに厳しかったような。ここでも先生に何て言われていたのか全然覚えていない。たぶん、それほど長くお世話になったわけでもなかったと思う。
この頃のことで覚えてるのは、母が「右手10回、左手10回、両手10回」を強要してくるので回数ごまかして怒られるとか、なかなか丸がもらえなくて次の曲に進まないのを怒られるとか、怒られることばかり。やっぱり、ピアノが楽しいとは思っていなかったと思う。
4人目の先生。
なんでだかでまた先生が変わって、今でもたまに遊ぶ友達がずっと習っていた女性の先生にお世話になる。この先生はいろんな話をしてくれて、今でもその話が記憶のどこかに残っている。そういう意味で好きな先生だったけれど、高校に入って部活が忙しくて続かなくなってやめてしまった。妹や、友達は続けていたので先生との縁はしばらく続いたのだけど、何年か経ったとき、生徒をとるのはやめにすることにしたといって打ち切りになった。
高校で吹奏楽部に入ってから、管弦楽を聞いたりすることが増えたからか急にピアノに興味が出た。休みの日に一人で弾いたりとか、ストレス発散にハノンをひたすらやるとか。
三声になると太刀打ちできない(技術がない)ので、すぐ止まっちゃうのだけど、一人で完結できるピアノっていいな、いつか、好きな一曲をゆっくり仕上げるとかやりたいなとは思いながらずーっとやっていない。
手がでない理由だけど、サックスの単音の譜面に慣れてしまいピアノの譜面が一気に読めなくなったから・・・・・手が動かない以前に和音が一発でとれなくなったので面倒になってしまったのだ。
それにしても、振り返るとお金をかけてた15年は一体なんだったのか。始めたころに「こんな曲できたら楽しそうだよ」とか目標設定してくれる環境があれば違ったかなあ。そんなところ他人頼みじゃ上手くもならなかったかもしれないけど。
あなたにとってピアノとは?と聞かれたら「たいして面白いとも思わずなんとなく長年やっていたけど、後年サックスを始めてから興味が出て今はまたいつかやってみたいことのうちの1つ。」という感じの答えになるかな。
身についたことをまとめてみると、
- ある程度の絶対音感
- ある程度の読譜力、但し今は複雑な和音や加線の少ないものしか無理
- ある程度の演奏技術
- 4人目の先生との会話から、人生を楽しく生きるために必要な何か
- モチベーションの重要性
- やみくもに回数をこなすだけの練習は非効率
こんな感じかな。